書名は『たのしい編集(2)本を組む』です。続編といっても、DTPで書籍をつくる際の「組版」それも「基本版面」のつくり方に特化した内容で、編集者の仲間から「マニアックな内容ですねえ」と言われる始末。といっても、想像しにくいでしょうから、表紙と目次を紹介しておきます。
『たのしい編集(2)本を組む』
和田文夫 著
発行:ガイア・オペレーションズ
発売:英治出版
2025年1月10日発行、定価 本体1,600円+税
発行:ガイア・オペレーションズ
発売:英治出版
2025年1月10日発行、定価 本体1,600円+税
★目次★
まえがき
0 読者を決める
1 判型を決める
2 明朝かゴシックか?
3 漢字や仮名や英数字の含有率をみる
4 書体を決める
5 仮名の大きさを決める
6 仮名の垂直比率を決める
7 文字全体の垂直比率を決める
8 級数を決める
9 字ヅメを決める
10 行送りを決める
11 行数と余白、ノンブル、ハシラを決める
12 版面を整数にする
13 でも、これで本当に、いいのか?
あとがき
マニアックですね。でも、本にまつわるおしゃべりも交えながら、エッセイ風に、さらっと読めるように工夫しました。なお、基本版面をつくる際の題材として、夏目漱石の『草枕』を使いました。
新人編集者にかぎらず、本の編集にたずさわるすべての方々に読んでいただければ、うれしいかぎりです。
(2025年2月21日 和田文夫)