2009年12月28日

天音画集『おかえり』(1)2009年12月28日(月)



いま、『アマネ画集』を編集しているところだ。
ダニエル・ロペスさんの『沖縄正面』につぐ、
ガイアート・コレクションの3冊目である。
3月初めくらいに出版する予定だ。

宮古島のゲストハウス「ひららや」で知り合ったアマネ(天音)さんとは、
もう5年ほどのお付き合いになる。

色画用紙にドイツ製の水彩色鉛筆で描く絵は、
アマネさんの穏和な人柄がにじみでていて、
ふくよかで、骨太で、ふんわりとした暖かさにあふれている。


311-A_09-12-20_5033.jpg
(最新作『黒龍』(C)Amane)


年末の慌ただしい時期ではあるが、いつもと変わらず、
マイペースでレイアウト作業にかかっている。

いま迷っているのは、画に添える短い詩というか、
アフォリズムを書いていただいたのだが、
ページのデザインをしていると、文字が邪魔になることだ。

もちろん、絵とアフォリズムのペアを眺めていると、
その絵と、アマネさんの想いがそこはかとなく
伝わってくるのであるが、
それが、ほんのすこし、息苦しい。

つまり。
絵は、文字ではないし、旋律でもない。
絵は、絵自体で完結していて、それゆえに、
さまざまな文字、旋律へのいざないを含んでいる。

それを限定してしまっていいものだろうか、
というのが迷いの原因になっているようだ。

まあしかし、こうやって迷ったり、いろいろ配置を換えてみたり、
そういう作業こそ、本づくりの最も楽しい時間であることを
久しぶりに味わっているのであるが。

じつは、本というモノは、編集者にとっては、
(いや、僕にとっては、というべきか)
プロモーションは別にして、
出来あがってしまうと、忘却の彼方へ去っていってしまう。

というより、出来あがった本の喜びは、読者へ移ってしまうのだ。
いずれにせよ、しばらくは、本をつくる喜びに
浸っていられそうだ。

今後、おりにふれて、編集のすすみぐあいを報告していきたい。
posted by サンシロウ at 02:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ■『おかえり』/天音
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