
[photo: 仲間川]
2006年2月4日(土)8日目-前半 石垣島/西表島
ツアー観光で西表へ。
昨日とは打って変わっての雨模様。
風が冷たく寒い。
船で仲間川遊覧。
あいにくの雨と思いきや、
雨の熱帯雨林も味わいがあり、悪くない。
緑のマングローブの葉のなかに、
ところどころ黄色い葉がある。
海水息に生息するマングローブは海水を吸いあげ、
自らの体内で濾過をするが、それでもすべての塩分を
取り除けるわけではない。
残った塩分はこの黄色い葉に集め、
葉を落として捨てるのだという。
自然の知恵に敬服。
カメラに収めきれないほど大きい、
樹齢400年のサキシマスオウの木は、
命の尊さ、自然の偉大さを、
静かに語りかけてくるようだ。

[photo: 仲間川のマングローブ]
川を下り、バスで由布島手前まで移動する。
由布島の水牛引きおじいは78歳。
寒さにもめげず現役バリバリ、
三線とともに疲労してくれた自慢の声は、
なんともシブい味を出している。
いつか僕もこんなジイサマになりたいものだ。

[photo: 由布島、水牛引きのおじぃ]
この日は夕方の便で那覇へ戻るため、
由布島を見たところで昼食をとり、石垣への帰路へ。
月桃屋に戻り荷物をまとめる。
月桃屋は白を基調とした明るくキレイなゲストハウスで、
年配の方や女性の一人客にも気軽に泊まれる。
2階の洗面所が3基あり、ゆったり使えるところが
特に気に入った。
月桃屋のオーナーNさんは僕と同じ横須賀出身。
旅行で台湾に2度来たことがあるといい、話が弾む。
彼女は年下にもかかわらず、とてもしっかりしている。
今の仕事に誇りを持っていて、将来の夢や目標も明確だ。
話をしていて、おおいに刺激になる。
年に1回、東京で月桃屋ナイトというイベント催したり、
オンシーズンには毎週末、宿の庭先でバーベキューを開いたりと、
訪れるお客さんをとても大事にしている。
人のために役に立ちたいという彼女の努力を、
微力ながら応援したいと思う。
そして、月桃屋ナイトでの再会を約束し、
(それまでに帰国できるかまだ分からんのだけどね)
石垣から那覇へと向かった。







