2010年02月05日

天音画集『おかえり』(6)2010年2月4日(木)



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3月初頭に発売予定の、アマネ画集『おかえり』の最終カバーデザインが
今日、デザイナーから送られてきた。

当初、デザイナーの大森さんからカンプがあがってきたとき、
「うーむ、地味だなあ」というのが正直な感想だった。

そこで、勉強を兼ねて、自分で別のデザインを考えようとしたら、
さんざん迷ったあげく、大森さんのデザイン以外にない、
という結論に達した。
まったく、素人の浅はかさというべきか。

職人的デザイナーは、きわめて編集者的でもある。
本文の原稿をていねいに読み込み、その本の世界を理解し、
きちんとした衣装を着せてくれる。
デザインを意匠と呼ぶのが、まさに象徴的だ。

たしかに、もっと派手なカバーデザインをつくることも可能かもしれない。
われわれは、本を売ること、すなわち書店で目を引く装丁に
することを望みがちだ。
もちろん、それが悪いなどと言うつもりはない。

だが、読者にとって装幀は、その本の世界に入りこんでいく際の
別世界の入口、ドアになっているのだ。

それは人目を引くことではなく、その本の本質的テーマを
さりげなく示していなければならない。

そんなことを、つらつら考えてしまった。


posted by サンシロウ at 02:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ■『おかえり』/天音
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