で知り合った。天音さんは、那覇や宮古を放浪しながら、気が
向くと、水彩色鉛筆で絵を描いていた。ジャズや文学などの話
で意気投合し、そのうち画集を出しましょう、と安請け合いし
てしまったが、それがようやく実現して、ほっとしている。

天音さんの作品は、やわらかく、おだやかで、見る人の心に一
陣の風を感じさせる。ときには涼風であったり、南風だったり、
疾風だったりもする。
作品の一部をご紹介しよう。

天音さんにとっては、ひたすら、光を追い求めて、それを再現
したいと思っていたようだ。飽きずに空や雲を眺めていた子ど
ものころのように、この画集を眺めていただければ幸いである。
ささくれだった心が少し丸くなり、疾走しつづける時の流れの
なかで、安らかなスペースを与えてくれるかもしれない。
見本が3月2日に届く予定で、発売は、3月8日ころの予定。
『おかえり 天音画集』天音著、和田文夫著
GAIART-COLLECTION 03
(『沖縄正面』につづく、シリーズ第3弾)
サイズ=タテ16.8×ヨコ16.8センチ
本文4色刷り、総頁数48頁、ソフトカバー
定価 1,890円(税込)
発行 ガイア・オペレーションズ
発売 英治出版
ひららやさんより頂き、ほんとにうれしく拝見しました。疲れた時、心が曇って晴れない時、アマネさんの画集を開こうと思います。
これからも、よいお仕事をなさってください。
アマネさんにもおめでとうを言いたいのですが‥、よろしくお伝えくださいませ。