2010年09月01日

読書日記(014)2010年8月31日

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〈8月に買った本〉

『コレラの時代の愛』ガブリエル・ガルシア=マルケス
『小さいおうち』中島京子
『競争の作法 いかに働き、投資するか』齊藤誠
『夜行観覧車』湊かなえ
『装丁を語る。』鈴木成一
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』岩崎夏海
『今こそマルクスを読み返す』廣松渉
『悪貨』島田雅彦
『マルクス入門』今村仁司
『池上彰の講義の時間 高校生からわかる「資本論」』池上彰
『風に聞いた話ーー竜宮の記憶』三枝克之
『FUTENMA360°』三枝克之
『恋する男たち』篠田節子ほか
『LOVERSーー恋愛アンソロジー』安達千夏ほか
『I LOVE YOU』伊坂幸太郎
『手塚治虫のオキナワ』本浜秀彦

マルケスの本は、愛読している書評ブログで取り上げられていて、思わず買ってしまった。

英治出版のスタッフが、湊かなえの『告白』がよかったと力説していたので、別の作品を買ってみた。ぼくにはどうもピンとこなかった。考えてみれば(考えなくても)、ぼくは20歳すぎから一人暮らしをしていて、結婚したことがないから、ぼくには、家庭というものの臨場感がよくわからない。『夜行観覧車』が、現代の家庭が抱えている闇を照らしているとしても、家庭すらないぼくには、闇がうらやましい。

中島京子の作品はまだ読んだことがない。以前ぼくが、業界雑誌の編集長をしていたころ、一度だけ、通訳とライティングを引き受けてもらったような記憶がある。たぶんそのときは、フリーランスのライターをしていたと思う。その彼女が直木賞をとったとは。なぜか、すこし嬉しくなる。

マルクスや島田雅彦の本は、千夜千冊の影響だ。先日、友人から「最近、松岡正剛が経済を語ってるぜ」と教えられ、久しぶりにサイトを見たら、なるほど、松岡さんが経済や貨幣について語っており、何冊か買ってみた。

恵比寿からほろ酔いで、終電で帰るとき、ふと、恋愛小説のストーリーが浮かんできた。終電は座れないので、ドア付近によりかかり、窓外の闇の街を眺めているが、マンションや団地などの灯りを見ていると、きわめて感傷的になる。いったい、あの一軒一軒の灯りのもとで、どんな人生模様が流れているのか、ついつい妄想してしまう。そこで、恋愛小説風のストーリーを思い浮かべたしだいだが、恋愛小説をあまり読まないぼくとしては、勉強のために、何冊か仕入れてみた。まだ読んでいないが、篠田節子の短編を読むのを楽しみにしている。

とはいえ、ぼくは、恋愛というより、男と女のあいだにユニークな関係性を切りひらいている片岡義男の恋愛小説が、なんともいえず好きなのだが。でも、片岡義男のラブストーリーは、やっぱり、ふつうの恋愛モノではないと思う。

posted by サンシロウ at 01:23| Comment(3) | TrackBack(0) | ★読書日記
この記事へのコメント
 結婚してても家庭のない方や、結婚してなくても家庭のある方など、千差万別やね。
 それにしても、片岡義男氏のいれるコーヒーって、どんな味がするんだろうか?
Posted by ワタナベ at 2010年09月01日 13:05
ほどよく苦いフレンチ・ロースト系の味です。

片岡さんがブレンドした「片岡義男ブレンド」なら、ここで飲めるかも。

Rainy Day Bookstore & Cafe
http://blog.excite.co.jp/switch-rainy/

ブレンドのレシピはここに。
http://switch-rainy.exblog.jp/4150429/
Posted by ital at 2010年09月03日 09:03
感謝。
Posted by ワタナベ at 2010年09月03日 14:25
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