2007年11月16日

書籍のご案内 ★ 『孤島の発見』

11月下旬に、新刊が出る。
タイトルは『孤島の発見』で、ガイアで企画・執筆した本である。


  書名:孤島の発見
     沖縄・宮古島 原初の力を浴びにゆく
  著者:和田文夫

  仕様:カラー写真95点収録
     A5判ヨコ(タテ14.8×ヨコ21センチ)
     ソフトカバー、112ページ、4色刷
  発行:ガイア・オペレーションズ
  発売:英治出版
  定価:1,890円(税込)


2003年に初めて沖縄・宮古島へゆき、少しずつ、島に惹かれていく。
年に4回ほど、宮古島を訪れるようになり、折りにふれて撮りためたスナップ写真をならべた。
そこに、エッセイとも詩ともつかぬ短文を付して、1冊のビジュアル本にまとめたものが本書だ。
巻末には、『異物』の著者・永坂壽さんの解説を掲載。
また、宮古島の略図と簡単な地誌データ、撮影場所を明記したサムネールも収録したので、宮古島のガイドブックとしても活用できる。


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なぜ宮古に惹かれたのか。
最初は郷愁だった。
子どものころの、失われた時間と空間の記憶がシンクロしたのだろう。
貧しかったけれど、毎日が新鮮だった子ども時代への憧憬。
生きるということがシンプルで、力に満ちあふれていた日々。


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何度か宮古島を訪れるうちに、知り合いも増えていった。
同時に、未知の島は既知の土地になり、暮らしと旅のあいだで宙づりになった。
それでも、訪れるたびに新鮮な発見があった。


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圧倒的な雲。
ゆるやかに流れる時間。
サトウキビ畑を吹き抜けていく風。
海と空の美しさ・・・。


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それらは、絶海の孤島がもっている原初的な力によるものではないか、と思いはじめた。
自然は複雑だが、作為的ではない。
ありのままに感じ取れるものがあれば、それだけで充分だと思った。


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もしこの写真集を見て何かを感じたり、匂ったり、メロディが聞こえてきたら、ぜひ一度、宮古島を訪ねてみてほしい。
(和田文夫)
posted by サンシロウ at 23:30| Comment(1) | TrackBack(2) | ■書籍のご案内
この記事へのコメント
はじめまして。

先日、和田さんともお知り合いのはずのH先生から、こちらの「孤島の発見」を貸していただき大変癒されました!

宮古島、とてもとても素敵な所ですね!是非訪れてみたくなりました。
実は私、先月に八重山諸島を一人旅で始めて訪れまして(しかも勢いで)島の風景や自然や人々の素朴な温かさに大変癒され、想像以上の感動を得てきたばかりなんです。

やはり宮古と八重山は少し雰囲気が違うのでしょうか?私の勝手な想像では、八重山方面の方が観光地化されているのかなあ、という気がします。とはいえ南の島ならではのアノ情景は恐らく共通で、初めて訪れる者には大感動なあでしょうね。

刻々と変わる雲の形や、何てこと無いはずの風景、色んな青の海、大きい夕焼け、質素な民宿、島野菜、オリオンビールなどなど・・先月の楽しかった旅の思い出がよみがえるようでした!


くたびれたり、些細な悩みに翻弄されましたら「孤島の発見」開かせていただこうと思います。
Posted by 渡辺真実 at 2008年06月20日 03:24
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