2013年07月03日

沖縄本島・読谷村出張記(その4-2)2013年6月17日(月)

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(写真をクリックすると拡大します/シグマ、DP2 Merrill)


琉球庵を出て、とりあえず、喜名の番所へ向かう。
58号線に出る前に左折して、車を停める。
沖縄に来て、いつも嬉しくなるのは、かんたんに車を停められる
ことだ。もちろん、内地でも、郊外へゆけば、比較的どこでも停
められるだろう。でも、何かがちがう気がする。
指定された場所にしか車を停められない町は、悲しい。

もちろん、沖縄だって、法律的には駐車禁止なのであるが、
喜名小学校の正門わきに立っている木があまりに立派なので、
ちかくに車を停めて、写真を撮る。あとで気づくと、番所の近く
に立派な駐車場があったので、そこへ移動して駐車した。車を降
りて歩きはじめる。

門柱に大きなシーサーが乗った昔ながらの瓦屋根の家。一度はこ
んな家に住んでみたいとかねがね思っている、ぼくにとっては理
想の家に近い。人の身の丈にあった小さな家。いいなあ。

さらに歩いてゆくと、食堂や商店がいくつか並んでいる。喜名に
あるのに、なぜ、シンガポール? と微笑みを誘う食堂。おまけ
に、ギョーザとくれば、ぜひ入ってみたいところだが、営業して
いないようだった。次の機会に、ぜひ寄ってみたい。

喜名番所は、道の駅だが、唯一、モノを販売していない道の駅
だ。感動した。地域活性化とやらで、日本全国の道の駅で、さま
ざまなご当地物産が販売されている。だが、喜名の番所は、清楚
で、室内はひんやりと静かな雰囲気のある空間だった。
地元の人たちの寄り合いや、修学旅行生などのイベントに使用さ
れているという。この、なにもない空間の意味を感じることがで
きなければ、ぼくらもおしまいだ。

喜名の番所は、かつての関所でもあり、また、恩納村やヤンバル
から那覇へ農産物を運搬するときの休憩場所にもなっていたとい
う。

ちょうど、読谷村に来たときに沖縄地方の梅雨明けが宣言された。
陽射しは強烈で、一時間ほど散策していたら、うなじがひり
ひりして、頭がゆらめいてきた。番所のはすむかいにある番所亭
で、おそい昼食をとる。冷たいものを食べたいと思い、メニュー
を調べていたら、紅ざる、という一品があった。

ざるそばなのだが、読谷の特産物である紅芋を練り込んだ麺であ
る。濃いマゼンタ色のおどろおどろしい姿だが、恐いモノ見たさ
で注文した。絶品だった。紅芋の甘みと、コシのある歯ごたえ、
すっきりした出汁、面白かったのは、薬味だ。細ネギと、糸のよ
うに細く切ったショウガが添えてあり、それがまた、さっぱりと
して、滋味深い味だった。            (つづく)
posted by サンシロウ at 05:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ★編集日記
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