
(写真をクリックすると拡大します/シグマ、DP2 Merrill)
猛烈な暑さがつづく。
ほとんど外出せず、エアコンの利いた居間と、
エアコンのない仕事場を行ったり来たり。
でも、暑い夏は好きなほうだ。
暑いときは、仕事もほどほどに、
庭とか蚊取り線香などを眺めている。
蚊取り線香の匂いというのは、なぜか郷愁をさそう。
子どものときを思い出すからだろう。
子どもの頃、夏は暑く、冬は雪が多く、寒かった・・・。
という記憶は、たぶん、自分でこしらえた記憶なのだろう。
年間データを見れば、たぶん、そういうイメージのほとんどが
根拠を失うかもしれない。
だが、と思う。
記憶のなかにしまった世界は、じっさい、そういうものだったのだろう。
ぼくらはデータで生きているのではなく、感覚で生きているからだ。
蚊取り線香を見ていたら、そんな他愛ないことを考えてしまった。
それにしても、蚊取り線香の燃えかすは、ずっとつながっているのではなく、
ある長さで、切れ切れになる、ということに気づいた。
立秋/初候(37候:8月7〜11日)
涼風、至る
日の出 4:56(前日 4:56)
日の入 18:37(前日 18:38)
涼風、至る
日の出 4:56(前日 4:56)
日の入 18:37(前日 18:38)