2009年04月10日

『沖縄正面』那覇・桜坂劇場でイベントを開きます!

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(桜坂劇場で発行している「ファンクラブ会報誌 2009年4月号」より)


      『孤島の発見』につづくガイアート・コレクションの2冊目
      『沖縄正面 七十七壁と一つの手押し車』の刊行を記念して、
      那覇・桜坂劇場でイベントが開催されます。会場は、国際通
      りから歩いて数分の、ディープなオキナワの雰囲気が色濃く
      のこる桜坂です。

      期間中、著者のダニエル・ロペスさんのトークショウや、桜
      坂劇場の書店内に特設されたギャラリースペースにて、作
      品の展示、書籍やポストカードの販売が行われます。

      4月の沖縄は、「うりずん」とよばれ、初夏のような爽やか
      な季節です。ぜひ、お立ち寄りください。

      期間 ● 2009年4月11日(土)〜24日(金)
      時間 ● 午前11時〜午後9時 入場無料
      会場 ● 桜坂劇場内 ギャラリー・スペース
           沖縄県那覇市牧志3-6-10

      <ダニエル・ロペス トークショウ>
           4月11日(土)19:00〜
           桜坂劇場内Cha-gwa店内にて
           1ドリンク+軽食付き ¥1,000


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(2008年7月5日 撮影)


      余談です。『沖縄正面』の著者ダニエル・ロペスさんは現在、
      沖縄県立芸大の大学院で学んでいます。芸大は、首里城のす
      ぐ近くにあり、ダニエルさんも、その近くに住んでいます。
      那覇の街を一望できる高台にあるアパートに行くと、いつも、
      ため息のでるような眺望を堪能できます。ワインを飲みなが
      ら、文学や写真、アートの話で盛り上がり、ふと窓の外を見
      ると、ゆるぎない力をたたえた雲が鎮座している、というこ
      とが何度もありました。
                           (和田文夫)

2008年12月22日

『沖縄正面』が北海道新聞で紹介されました。

北海道新聞、2008年12月7日付の「ほん」のコーナーで、『沖縄正面』が紹介されました。
北海道の人は、南の島に好意を寄せている方も多いと聞きました。
実際、本島や宮古島へ行くと、北海道出身の方と出会うこともけっこうあります。

最北と最南、なにか、おもしろいつながりです。
北の地で、沖縄の息づかい、空気感、陽の光などが伝われば、うれしいかぎりです。
北海道新聞さん、ありがとうございました。
(和田文夫)


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2008年09月28日

新刊情報 ★『沖縄正面』ダニエル・ロペス著

昼過ぎ、宿泊先のゲストハウス柏屋の屋上で、30分ほどヨーガをして、からだをほぐす。
台風15号が台湾付近にいるせいか、雲の動きが速い。
屋外でヨーガをするのはめずらしいが、風が吹き抜け、とても気持ちいい。


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ソーキそばで軽く昼飯をとり、アマネさんに運転をお願いして、まずは書店回り。
県庁前のリウボウ、浦添、コザと3つの書店を回ってからプラザハウスへ。
台風の影響か、むしむしする南風に包まれる。
写真は、プラザハウスの外観。


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会場●プラザハウス/グローバルギャラリー
   http://www.plazahouse.net/sites/2008/09/post_75.html

ダニエルさんの出版記念個展も、あっという間に、最終日を迎えた。
朝からたくさんの来場者があり、盛況だった。
写真は、来場者に写真の説明をするダニエルさん。


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(和田文夫)

2008年09月27日

新刊情報 ★ 『沖縄正面』ダニエル・ロペス著

いよいよ、ダニエルさんの出版記念個展が沖縄市のプラザハウスではじまりました。
その模様を少し、お伝えします。

会場●プラザハウス/グローバルギャラリー
   http://www.plazahouse.net/sites/2008/09/post_75.html

★個展、初日。
展示風景、その1。
ちょっと迷路のような雰囲気も。


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★展示風景、その2。


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★展示風景、その3。
本も、作品の一部のように、展示・販売されています。


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★展示風景、その4。
お客さんの求めに応じて、丁寧に、感謝の思いを込めて、サインをするダニエルさん。
サインしたあとは、オリジナルの落款(印鑑)も押すという、念の入りよう。
ちなみに、漢字表記は、「太仁得」である!


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(和田文夫)

2008年09月25日

新刊情報 ★ 『沖縄正面』ダニエル・ロペス著

いよいよ、ダニエルさんの出版記念個展が沖縄市のプラザハウスではじまりました。
その模様を少し、お伝えします。

会場●プラザハウス/グローバルギャラリー
   http://www.plazahouse.net/sites/2008/09/post_75.html

★個展前日の夜。

ギャラリーの入口。
後ろ姿の不審な人物は、宮古島の友人で、「放浪の画家」アマネさん。
そもそも、彼からダニエルさんを紹介していただいたのが、おつきあいの始まり。

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★ディスプレイの準備。
ディプレイは、最も気をつかう、むずかしい作業だ。
ギャラリーの担当者、ボランティアの芸大の学生さんたちが、真剣に作業を進める。
さすがに、手慣れたものだ。

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★ダニエルさんも一生懸命だ。

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★ひと息ついたところで、はいポーズ。

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★上の写真を拡大しました。

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22日(月)に、ダニエル・ロペスさんの写真集『沖縄正面』の見本が届いた。
完成した本のページを初めてめくるとき、なぜかいつも心がどきどきする。
まるで、女の子と初めてデートするときのような気分だ。

何度も校正刷りを見ているはずなのに。
カバーをまとい、きっちりと製本された本は別物のように思える。
メールマガジンやブログで送るデータとは、なにか根本的にちがう気がする。
僕も、著者のダニエルさんを真似て、関東大震災(1923年)より前に立てられた家の壁に『沖縄正面』を置いて、写真を撮ってみた。


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やはり、ダニエルさんのようには、いかないようだ。
さて、今日24日は那覇へ移動して、出版記念個展の準備だ。
(和田文夫)


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会場●プラザハウス/グローバルギャラリー
   http://www.plazahouse.net/sites/2008/09/post_75.html

日時●2008年9月26日(金)〜28日(日)
   午前10時〜午後8時

   オープニングレセプション●アーティスト・トーク
   2008年9月26日(金)午後6時半〜

2008年09月20日

新刊情報★『沖縄正面』ダニエル・ロペス著

22日(月)に、ようやくダニエルさんの写真集『沖縄正面』の見本が届く。
楽しみだ。
この写真集、本文には、サテン金藤(きんふじ)という紙材を使っている。
これは、ブックデザインを担当していただいた大森裕二さんの提案だ。
紙自体はマット調の風合いがあるものの、印刷面がグロス風(コート紙のようにテカリがある)の効果を出すちょっと変わった紙。
ダニエルさんも大いに気に入ったので、採用した。

写真集というのは、紙の選択が作品の印象を大きく変える。
なかなか難しいものだが、その反面、選びがいのある楽しい作業ともいえる。
腕の見せどころ、というわけだ。

その紙が、ダニエルさんの撮影した沖縄の壁とどう融合しているか。
ぜひ手にとって、ごらんいただきたい。
ここで特別に、『沖縄正面』に収録された作品を1枚、ご紹介しよう。


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これは、著者のダニエルさんが住んでいる首里界隈で撮った壁。
この屈託のない壁を眺めていると、だんだん人の顔が浮き上がってくる。
不思議な、ほのぼのとした気持ちになる。

いよいよ来週末から、「沖縄正面」の出版を記念して、沖縄市のプラザハウスのギャラリーで「写真集出版記念個展」が開かれる。
個展の模様は、追ってまたご紹介するつもりだ。
(和田文夫)


     会場●プラザハウス/グローバルギャラリー

        http://www.plazahouse.net/sites/gallery/

     日時●2008年9月26日(金)〜28日(日)

        午前10時〜午後8時

     オープニングレセプション●アーティスト・トーク

        2008年9月26日(金)午後6時半〜

2008年09月08日

新刊情報★『沖縄正面』ダニエル・ロペス著

沖縄の「壁」ばかりを撮影した異色の写真集が10月1日に、ガイア・オペレーションズから発売される。
タイトルは、ずばり、『沖縄正面』だ。
著者のダニエル・ロペスさんは、スペイン人を両親にもつ、スイス国籍のアーティストである。
まずは、本のカバー(表+裏)をご覧ください。


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『沖縄正面 七十七壁と一つの手押し車』ダニエル・ロペス著
ガイアート・コレクション 地球の眺め方-2(『孤島の発見』につづく、シリーズ第2弾)

  A4変型判(タテ210×ヨコ210ミリ) 本文5色刷り 総頁数96頁 ハードカバー
  本体価格:2,800円+税
  発行 ガイア・オペレーションズ
  発売 英治出版

著者のダニエル・ロペスさんは、スペイン人の両親をもつスイス人。
世界を放浪しながら写真をとりつづけ、沖縄の魅力にとりつかれ、首里に移り住み、沖縄県立芸術大学大学院で学ぶ。
あるとき彼は、最高の芸術作品が、自分のすぐそばにあることに気づく。
長い時の流れと強烈な太陽、風や雨などによって、自然に完成した芸術作品である「壁」を発見したのだ。
目の眩むような色彩の饗宴、侘び寂び、朽ちていく美……
ページをめくれば、心がときめき、解放されていくのがわかるだろう。
「序文」は、ロペスの友人であり、沖縄に住居をかまえ、国内外で活躍する演出家の宮本亜門さんに執筆していただいた。

では、本文の一部をご紹介しよう。

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いかがでしょう。なんの変哲もない壁なのだが、見ているうちに、なぜか、懐かしい記憶が頭をもたげてきて、さまざまな思い出が去来する。
一瞬の生、あるいは長きにわたる時の流れ、光と影、乾いた諦念、そんな印象にからめとられてしまう。ぜひ、本書を手にとって、こころゆくまで味わっていただきたい。

なお、発売は、10月1日の予定で、お近くの書店からご注文ください。
また、アマゾンなど、オンライン書店でも購入できる予定です。

ここで、ダニエル・ロペスさんのプロフィールをご紹介しよう。

1970年、スイス(ジュラ州)に生まれる。両親はスペイン人。
1995年から、航空関連会社に勤めるかたわら、ヨーロッパ各地で写真やマスメディアに関する活動をはじめる。
2000年、写真家として活動しながら、東南アジア、韓国、日本などを旅する。
2003年、沖縄へ移住。現在、沖縄県立芸術大学大学院で学ぶ。写真家として、雑誌のプロデュースやビジュアルデザインなどを手がける。また、沖縄のテレビでパーソナリティも務める。スイスと沖縄の文化交流に積極的に取り組んでいる。

最後に、ダニエルさんの「まえがき」を掲載します。

  無名の人の手で作られ
  自然の要素で手直しされた
  思いがけない芸術作品
  これらの作品は
  街に南国の香りを感じさせ
  甘美なまでの混乱を映している
  そして関心が向けられるのを待っている…
  なぜなら
  己の余命を悟っているから…
              ―ダニエル・ロペス(本文より)