


[photo: 上:竹富島のシーサー/中:ハイビスカス/草をはむ牛]
2006年2月4日(土)8日目-後半 石垣島/那覇
那覇に到着し、沖縄最後の晩餐は、
平和記念通りを入ってすぐの「うちな〜家」にて。
安くて美味いと、土産物屋のニィちゃんが教えてくれた店。
ゴーヤの刺身に、豆腐チャンプルー。
そしてオリオンビールを飲みながら、旅を振り返る。
8泊9日で15の島を巡る、駆け足の旅だったが、
それぞれの島には独特のカラーがあり、実に味わい深い。
また来たいと思える場所にめぐり逢えたし、
次はここへ行ってみたいという場所も発見した。
ゲストハウスで出会った人たち。それぞれの想いを胸に、
島にたどり着き、生活をしている。
しかし、想いは違っていても、
「島が好き」という気持ちは、みんな一緒だ。
道を尋ねると、仕事そっちのけで一生懸命説明してくれた、
駐車場前の交通整理のおにぃさん。
そして行く先々で目にした、
農作業に従事するおじぃとおばぁの力強い姿に、
生きていく強さと優しさを見た。
やがて、古酒に酔うころ、たくさんの思い出に、
島七味ほどのスパイスが効いた疲労が入り交じる満足感と、
「またここへ来る」という意志が肴となり、
那覇の夜は少しずつ更けていくのだった。
(終わり)



[photo: 上:石垣島の川平湾/中:平久保崎/下・機内から見たリーフ]