2009年10月07日

雲を眺めに宮古島★2009年10月6日(火)

猛烈な台風18号の動きが微妙な状況だが、
デザイナーの長島君が宮古へやってくる。
今日、千歳から飛行機を乗り継いで来たのだ。
彼を迎えに、和田剛さんといっしょに宮古空港まで行き、
そのまま三人で東平安名崎へと向かう。


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台風の影響で、これまで見たこともない波の姿を拝める。
すこし胸がどきどきしてくる。
まるで、何かの祝祭に居合わせているようだ。


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みんな、ただただ、「おお、おお、すごいなあ」と
笑顔でうなずきあうだけだ。


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最後の写真は、イムギャーガーデンで撮ったもの。
こんな日は、一編の秀逸なドラマを見ているようで、
雲や波や風を飽くことなく眺めている。
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2009年10月06日

雲を眺めに宮古島★2009年10月5日(月)

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那覇・桜坂の近くの公園。
うなじにあたる日光が、ひりひりする。
真夏の日だ。


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二泊の滞在を終え、宮古へ移動する。
台風の影響で、フライトが心配だったが、
とくに問題なく、力強い雲が沸き立っている。


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宮古島に近づくと、いつものことながら、
雲の迫力が増す。
ましてや、今回は二つの台風に挟まれているせいか、
ド迫力の雲が展開する。


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ほんとうに、いつも、下界、あるいは天上というニュアンスを
感じてしまう。

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2009年10月05日

雲を眺めに宮古島★2009年10月4日(日)

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午後、カメラマンの和田剛さんとレンタカーで古宇利島(こうりじま)へ。
沖縄本島の本部(もとぶ)という、西側中部にある小さな島だ。

台風の影響で、断続的に雨が落ちてくる。
雨の沖縄も、じつに味わい深い。


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古宇利島をあとにして、那覇へ戻る途中、
米軍基地キャンプ・シュワブがある金武で一休み。
米軍向けの飲屋街にある元祖タコライスの店で、腹ごしらえ。
うまい。

そのあと、宮古で知り合ったHさんのたこやき屋へ寄る。
久しぶりに旧交をあたためる。

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2009年07月08日

雲を眺めに宮古島★2009年7月8日(水)

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あっという間に、最終日。

宿に泊まっている女性が、東平安名崎へ行くというので、
案内する。

途中、比嘉ロードパークで海を見る。


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大潮の干潮で、かなり潮が引いている。

この日も、晴れわたって、最高の天気だ。

ちなみに、宮古島には山がない。
最も標高の高いところで100メートル少し。
東シナ海に、板が浮いているようなものだ。

高い建物がないので、視界が広い。
そう、空が広い、のである。

雲ひとつない晴天というのは、実はほとんどない。
必ずどこかに雲がいる。
雲好きのぼくにとっては、たまらないわけだ。

沖から吹いてくる風が、なんともいえず気持ちいい。
軽やかで、爽やかで。

比嘉ロードパークで、日暮れまで、海と空を見るというアイデアを
次回、やってみようと思った。
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2009年07月07日

雲を眺めに宮古島★2009年7月7日(火)追加

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(7月7日 東平安名崎にて)


気づいたら、宮古から戻ってきて、もう1週間近くになる。
宮古の夏が忘れられなくて、ちょっとだけ、追加。


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(7月7日 東平安名崎にて)


記憶と写真と、どっちが正しいか。
どちらも、正しくないようだ。

記憶は風の歌を覚えているし、
写真は光の詩を記録している。


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(7月7日 与那覇・前浜にて)


そうして、ぼくは、不確かな自分の記憶について思いを巡らしている。
そこにいた自分と、ここにいる自分。
何かがちがうのだろうか。
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雲を眺めに宮古島★2009年7月7日(火)

今日7月7日は、ガイア記念日である。
ぼくが勝手に決めたのだが。

ひとり、車を走らせ、東平安名崎へ向かう。
ここは、ぼくにとって、聖地とも呼ぶべきエリアだ。
これも、ぼくが勝手に決めた。

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(午後4時10分/東平安名崎、岬の入口にて)


焼けつくような陽射しのもと、湾を見下ろす丘には誰もいない。
いなくて、よかった。

「異邦人」のムルソーは、アルジェの強烈な太陽が照りつける浜辺で、
アラブ人に向かってピストルの引き金を引いてしまった。
理由は、太陽のせい、らしい。

僕は、のんびり、シャッターを押している。
これも、太陽のせいではある。

とはいえ、どう考えても、午後4時の光、暑さではありえない。


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(午後4時45分/東平安名崎、保良漁港わきの浜辺にて)


保良漁港のわきの浜辺に行く。
ちょうど、エリグロアジサシが舞い降りて、岩礁に下り立つ。

それから、まったく動く気配がない。
おい、陽に焼けるぞ、と声をかける。
あれほど白くまばゆい羽根が、なぜ日焼けしないのか、不思議だ。


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(午後4時53分/東平安名崎、保良漁港わきの浜辺にて)


それにしても、明晰である。
ほとんど考える余地がない。

風景が思考を凌駕している。
考えてみれば、それもそのはず。
大いなる自然が、ちっぽけなぼくの思考を超えているのは当然だ。


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(午後5時8分/東平安名崎の灯台をのぞむ)


もう、こうなると、ただただ、微笑むだけだ。
この雲を見ていると、人生など、取るに足りないものに思えてくる。

すなわち、くよくよしても、はじまらんぞ、というわけだ。
同時に、この世に生まれでた幸運に感謝するしかない。


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(午後6時1分/東平安名崎の灯台をのぞむ)


そんなことを、ぶつぶつと考えていたら、虹である。
午後6時すぎに。
おもわず、頭を下げてしまった。


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(午後6時18分/東平安名崎へ至る道)


岬の突端に立ち、黙礼して、東平安名崎をあとにする。
しかし、いつも後ろ髪ひかれる思いで振り返ると、まいった。

おい、しっかりやれよ、と雲に励まされる思い。


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(午後6時38分/ムイガーから友利/イムギャーをのぞむ)


東平安名崎をあとにして、友利へ向かう。
ムイガーの断崖を越えてイムギャー一帯が眺望できる峠で、
またしても別の雲が。

まったく。
ゆく先々で、老師が待ちかまえているようなものだ。

写真では見えにくいが、上層の雲は5色に輝く。
彩雲だ。


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(午後7時29分/与那覇・前浜にて)


来間島の長間浜で夕陽を拝もうかとも思ったが、
与那覇・前浜へ行くことにした。
ここは、聖地ではなく、最もお気に入りの場所だ。

内地より半時間ほど遅く、ようやく太陽が水平線に沈んでいく。

いったい、こんなものを見せられて、幸福について、
考えることができるものだろうか。
もう充分、幸福を突きぬけているのだ。


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(午後7時32分/与那覇・前浜から来間大橋をのぞむ)


そんなことをつらつらと考えながら、ふと、振り返る。
来間大橋の頭上に、白い雲が棚引いている。
きょう最後の謁見、といった風情だ。

自分の決めた聖地をめぐる小さな旅を終え、ぼくは幸福だった。
白い空と、白い雲が、最後に、語りかけてくる。

もっと身近にあり、奥深くにあり、いつも親しんでいるものに
きちんと気づきなさい、と。
またしても、ぼくは、頭を垂れ、その教えに感謝した。

ようやく三脚をたたみ、渚をあとにして、車に戻る。
ドアを開けようとして、ふと振り返ると、満月。


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(午8時1分/与那覇・前浜から満月をのぞむ)


出来すぎな話に思えるかもしれないが、そんな一日だった。
ひとりで、原初の島と向き合い、対話を重ねる。

ただそこにあるだけでいいことを教えられる。

ぼくらが心底、勘違いしているのは、
自分で自分を幸福にできると思いこんでいることなのだ。

人より先に行こうとし、人より上に行こうとし、
何かをやりとげようとし、やりとげられると思いこんでいる。
不遜な話だ、とみずからを省みる。

身にあまる何かを手に入れようなどと四苦八苦しないで、
そこにあるものに気づけばいいだけの話だ。

お前は阿呆だ。
少なくとも、満月は、僕にむかって、そう言った。

おっしゃる通り。
僕は、4度めのお辞儀をした。
聖地はいつも、叱咤し、激励してくれるのだ。

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2009年07月04日

雲を眺めに宮古島★2009年7月4日(土)

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東京から、知り合いが宮古へやってくる。
1泊2日の宮古。
無謀な話だが、責任の一端はぼくにもある。
かなり、宮古を褒め称えたそうだ。

あいにくの土砂降りだったが、わが聖地、東平安名崎を案内する。
幸い、雨はやみ、晴れ間も少し、のぞく。
雲がすばらしい。


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多くの人が、雨をきらう。
嫌わないまでも、やや躊躇する。
雨を好きになると、人生の多くの問題が解決する。

つまり、曇りのない目で、周囲を見渡せる、ということだ。
あるがままを受け入れるようになる、といってもいい。

要は、こころの問題なのだ。
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2009年07月03日

雲を眺めに宮古島★2009年7月3日(金)

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那覇から宮古へ移動。
空港でレンタカーに乗り、常宿のひららやへ向かう途中、
苦笑いが出てくるほどの土砂降り。

雨が、焼けついたアスファルトを冷やし、南国の匂いを発散する。
すぐに雨は小降りになり、宿へ行く前に、西平安名崎へ寄ってみる。
途中、大浦で、写真を撮る。
相変わらず、大地あるいは海面のすぐ近くを、巨大な雲が流れていく。
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2009年07月02日

雲を眺めに宮古島★2009年7月2日(木)

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那覇の熱風のなかで夜を語ったあと、
宿にもどり、ベッドにもぐろうとすると、
カーテンのすきまから薄い光がもれてくる。

宿の屋上へ出ると、空が桃色に染まっていた。
熱帯のなかで、しばしの休息が訪れていたのだ。

           (ゲストハウス 柏屋にて)
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2009年07月01日

雲を眺めに宮古島★2009年7月1日(水)

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というわけで、出張初日。
羽田は、どんよりとした雲に覆われていた。
だが、最近は事情が多少わかってきたので、慌てることもない。
なぜなら、これから空高く、向かうのだから。


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案の定、高度数千メートルでは、世俗を離れる。
今年は雪が多く残っていると言われている富士が、ぽっかりと頭を出している。
そう、富士を見下ろしているのだ。

梅雨前線を横目にみながら、ふと、妄想する。
僕らは、どれほど地表の思想にしばられているかを。


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長いこと、雲の海を眺めていると、妙な気分になる。
どう考えても、彼らには、意志があるとしか思えない。
彼らは、それぞれ旅団をつくり、向かうべきところへ向かう。
あきらかに、意図をもって動いている。


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雲は、生まれ変わるために、旅をしている。
雲と海は兄弟で、太陽とむすばれて水が生まれる。
では、僕らはそのひ孫なのだろうか。
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2009年04月25日

思い出すことなど 2009年4月25日

雨の土曜日。
庭のフキや新芽をつけた梅の木、ツバキやユズの新芽が、沈ん
だ緑一色の世界で、時の流れが脱色されたように見える。そう
か、宮古島の東平安名崎では、テッポウユリが岬一面に甘い香
りをただよわせているころだな、と思いいたる。


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(宮古島/東平安名崎 2005年4月 撮影)


気分をほんの少しだけ軽やかにしようと、昔の写真をさがして
いたら、伊良部島、正確には下地島の、パイロット訓練場わき
の写真に目がとまった。


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(宮古島/下地島 パイロット訓練場 2006年9月 撮影)



拙著『孤島の発見』を編集していたとき、最初は収録するつも
りだったが、最終的にボツにした写真だ。掲載するかどうか、
最後まで悩んだが、人工物で海が傷ついている、と見えなくも
ない。

この場所にいったとき、カミュの『異邦人』とビーチベッドと
パラソル、それに、よく冷えたビールの入ったクーラーボック
ス、パットメセニーのCDとプレイヤー、釣り竿を持ってくる
べきだったと悔やんだ。

だが、実行していたら、逗子には戻ってこなかったにちがいな
い。人生、どこに魔の手が潜んでいるかわかったものではない
と思いつつ、神はときには悪魔の姿を装って近づいてくること
もある、などと、呑気な妄想に浸ってみる。気に入った風景の
土地に住む、ということはどういうことなのか、いまだに惹か
れるものがある。

そういえば、ちょくちょく沖縄本島へも行くようになったが、
北部のほうはごぶさただな、と気づいた。本島北部は、那覇と
はまたちがった趣があり、岡本太郎が、御嶽には何もないから
こそ聖地の原初的なエネルギーを感得できるといったような意
味で、なにもない北部が気に入っている。もともと、私には離
人症の性向があるのだろう。


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(本島・国頭オクマビーチ 2006年9月撮影)


私も歳をとり、老人がみなそうであるように、昔のことどもを
懐かしむ。

かつて国頭のオクマビーチから辺戸岬へむかうとちゅう、謝敷
を走っていて、なんの変哲もない場所で車をとめた。光がすべ
てをまっすぐに照らしている。

古びた民家、国道、やんばるの森、海、そのすべてが等価に見
える。路肩に腰をおろし、ぼんやりとあたりを眺めている自分
も、その等価物のなかに吸いこまれていく。すると、時が止ま
り、自分というものの無意味さに気づく。幸福な瞬間だった。


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(本島・謝敷 2005年1月 撮影)



不況のせいで、会社によっては、16連休のところもあるそうだ。
不況も、悪くないな、などと思う。と書くと、不謹慎のそしり
をまぬがれないかもしれない。

だが、私の子ども時代の1960年代はじめ、昭和でいうと35年こ
ろ、まわりはみんな貧乏だった。生活費が足りなくて、たまに
ご近所同士で金の貸し借りをしていたし、ミソや醤油の貸し借
りは日常茶飯事だった。

あのころを懐かしく思う。貧乏が不幸でも、欠乏でもなく、そ
れはそれで楽しかったこと。そんなふうに思うのは、遠い過去
の記憶のせいだろうか。

いずれにせよ、今日の雨は、やがてあがり、明日は晴れ間がで
るそうだ。自然は、いつだって、自然のままである。
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2009年03月17日

2009年3月16日(月)

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(2007年7月11日 宮古島・前浜にて撮影)



午前中、印刷データを届けに、池袋へ。
帰りの電車はすいていて、ぼんやりと、窓外の、
うららかな景色を見るともなく眺める。

線路わきの土手に咲き乱れる、まぶしいほどの菜の花や
こんもりと花をつけた紅梅などを楽しむ。

ふと、宮古島の前浜が目にうかぶ。
白い砂、すぐ向かいにある来間島の緑、エメラルドグリーンの海、
くったくのない空、ゆったりと流れる雲たち。

夏への想いが、立ちあがってくる。


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2008年12月18日

雲を眺めに宮古島(4)2008年12月16日

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(新都心おもろまちにある那覇県立美術館・博物館)

昼すぎ、『沖縄正面』の著者、ダニエル・ロペスと放浪の画家アマネさんと、那覇新都心おもろまちへ。
この地は、太平洋戦争末期、壮絶な戦闘が繰り広げられた地で、今も地面を掘り起こせば、戦死した人々の白骨が出てくるという。
今はそうした記憶が茫洋としてくるほど、平和である。
複雑な心境だ。

ともあれ、スタバへ行き、ダニエルも編集を手がけている季刊の沖縄空手雑誌「ジ・オキナワン」の主幹の、ミゲールさんと情報交換。
そのあと、県立美術館・博物館へ。
琉球の王城(グスク)を彷彿とさせるデザインだ。

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(県立美術館・博物館の入口を入ってすぐの展示物)

門を入ると、琉球の伝統的な、民家が設営されている。

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館内にあるブックショップも兼ねたミュージアムショップで『沖縄正面』の営業。
そのあと、市民ギャラリーへ行き、県立芸大で学ぶダニエルの先生が開いている展示会を見学。

その後、ダニエルが取材で出かけたので、アマネさんと、美術館の裏手にある公園で、のんびりと雑談する。
汗ばむほどの陽射しで、あれこれ話をする。

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とても12月には思えない、初夏のような一日だった。

(和田文夫)

日の出  7:10(前日  7:09)
日の入 17:40(前日 17:40)
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2008年12月15日

雲を眺めに宮古島(3)2008年12月15日

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午後4時の便で、那覇へ。
あっという間の宮古滞在だった。
宮古・那覇間は、いつものごとく、ほれぼれする雲海がつづく。

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那覇空港では、雲間から夕日がこぼれていた。
アマネさんとダニエルさんが、わざわざ空港まで迎えにきてくれ、恐縮する。

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那覇で常宿にしているゲストハウス柏屋へ。
前回きた9月にくらべると、だいぶ涼しく、過ごしやすい。

(和田文夫)

日の出  7:09(前日  7:08)
日の入 17:40(前日 17:40)
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2008年12月14日

雲を眺めに宮古島(2)2008年12月14日

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午後遅く、ガイアの本を販売していただいているスパイスカフェ茶音間へ挨拶へ行く。
そのあと、池間島へ。
ダイナミックな雲が流れていく。

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その雲につられて、西平安名崎へ行ってみた。
風がやや強く、風力発電のプロペラがリズミカルに回っている。

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伊良部島の上空には、刻々と雲が姿を変えていく。
誰もいない岬の突端で、ぼんやり雲を眺めていた。

(和田文夫)

日の出  7:08(前日  7:07)
日の入 17:40(前日 17:39)
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2008年12月13日

雲を眺めに宮古島(1)2008年12月12日(金)

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きょうから、宮古〜那覇出張だ。
宮古島は7か月ぶり。
5月の和田剛さんの写真展に行って以来。

逗子をでるときは汗ばむほど暖かく、12月には思えない。
機内でフリースを脱ぎ、Tシャツ一枚になる。
那覇に近づくと、いつもの大迫力の雲海は見えないものの、
その上で寝ころびたい雲の絨毯が広がる。

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那覇で乗り換えだが、2時間待ち。
Tシャツ1枚でも、暑い。
体が冬モードになっているからだろう。
羽田のくすんだ空にくらべると、光がくっきりと飛び跳ねている。
ちょうど、水平線に夕日が沈むところだ。

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那覇から宮古行きの飛行機が高度を上げるにつれて、かなたの空がオレンジ色に染まっていく。
眼下に漁り火が見えた。
目をこらすと、小さな島影が見える。
漁り火ではなく、大神島だった。

あっという間である。
宮古のつつましやかな夜景に、こころ休まる。
久しぶりの宮古に、すこし感傷的になった。

着陸態勢に入ったとき、窓外に大きな、満月が煌々と輝いている。
あとで聞いた話では、地球に最も近づいたときの満月らしい。

空港で、いつもお世話になっているアズーレンタカーのKさんから車を借りて、常宿のひららやへ電話を入れる。

「すみませんが、月があんまりきれなもので、このまま撮影に回ります」

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比嘉ロードパークにて、1時間、撮影をつづける。
ひららやへ戻ろうかと思ったが、ついつい、さらなる欲望がわく。
そして、東平安名崎へ。

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東平安名崎にて、2時間。撮影する。
少し風がでている。
ひっそりとしている。
だれもいない。
ひたすら、月を撮る。
ふと思う。
最も好きな場所にいることの至福を。
(和田文夫)

日の出  7:07(前日  7:07)
日の入 17:39(前日 17:39)
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2008年05月25日

宮古島日記 2008.5.25

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和田剛さんの写真展(宮古編)の最終日。私は那覇へ移動するので、一足先にギャラリーを出て、間那津〜池間〜島尻と、ひとりでドライブに出かけた。
宮古に来て、東平安名崎と来間島、池間島に行かないと、どうも宮古へ行った気にならないからだ。
その日、天気は上々だった。池間大橋にさしかかり、大神島にご挨拶しようと思って展望スペースへ言ったら、驚いた。
大潮の干潮のせいか、いつもは海である場所に、小さな無人島ができているではないか。
あんなところに、砂浜があるなんて。
初めてみる光景だった。
ふと、久米島の「はての浜」を思い浮かべた。
いつもは、黒いウェットスーツを着た地元の漁師が
潜ってタコ漁をしている場所である。
海底は、あんな白砂だったんだ・・・。
お前は、写真集など出して、宮古を知った気になっているようだが、まだまだ知らないことはいっぱいあるぞ、と島に説教されたような気がした。
ありがたいことである。

あまりにほのぼのとした景色に見とれてしまい、結局、池間島へ行く時間がなくなり、池間大橋を渡らずに、島尻へ。

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拙著「孤島の発見」を編集していたとき、島尻というエリアの風景を集めた。ところが、どうにも納得できなくて、島尻エリアを外した。
今日がどんな具合だか、見たかったのである。
大潮の日で、さらに、干潮の時間だったのだろう。
島尻のマングローブが、このうえない状況で輝いていた。
もはや写真集は出てしまったけれど、「だからさー、最低でも、1年、いつづけないと、だめなんさー」などと、ぶつぶつ独り言を言いながら、シャッターを押しつづける。

でも、それでいいのだ。その風景を見ること自体に、僕は揺るぎない幸福を感じるのだから。
同じ風景は、二度とありえない。
だからこそ、その時、しっかりと見つめなければならない。
(和田文夫)


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2008年05月23日

宮古島日記 2008.5.23(夕方)

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和田剛さんの写真展で、その日の展示時間が終わり、ギャラリーを閉めてスタッフたちと車で宿へ戻る途中、大きな夕陽が海に落ちようとしていた。
全員一致で、宿へ戻らず、そのまま夕陽を鑑賞しようと、トゥリバー地区へ向かう。
ギャラリーから車で10分ほどの距離だ。
車から降りて渚へ向かうと、すでに太陽は伊良部島の彼方に沈んでいた。
だが、残り香のごとく、あでやかなオレンジ色に染まっていく雲を
眺めていると、敬虔さ、畏怖の情、祈りともいうべき、静かなこころがやってくる。
(和田文夫)
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宮古島日記 2008.5.23

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和田剛さんの写真展の終盤。
連日、ギャラリーに詰めて接客していた剛さんが、ぽつりと言った。
「ちょっとだけ息抜きをしたいんだよねえ」
写真展のスタッフのアマネさんとアヤちゃんに無理を言い、数時間、オフの時間をもらうことができた。
気持ちは、痛いほどよくわかる。
写真展では、地元のさまざまな方にお会いすることができ、暖かい言葉をいただき、大いに刺激にはなったのだが、宮古にいて、一度もビーチへ行けないとは、すこぶる寂しい。
そこで、僕にとっても懸案だったライオン・ビーチへと向かう。
もとはといえば、宮古・間那津のカレーショップ茶音間(ちゃのま)のオーナーの奥さんが、自宅ちかくの、ほとんど人の行かない美しいビーチに、よく息子さんを連れて泳ぎに行く、という話を耳にし、一度、行ってみたいと思っていたのである。
ちょうど、ゲストハウスひららやに泊まっていたハルちゃんも探検したいとのことで、3人で、曇天の午前中、ライオン・ビーチを目指して車を走らせる。
農道から、ジャングルまがいの獣道に入りこむと、本当にこんなところにビーチがあるんだろうかと3人とも、疑心暗鬼で頭をひねる。
さまざまな種類のチョウが舞う、うっそうと茂ったジャングル模様の隘路を進んでいくと、やがて小さな空き地が出現。
なんと、軽自動車のジープが一台、すでに駐車している。
車を降りて怪しい小道を辿っていくと。
突如、ビーチが出現。ライオン・ビーチのようだ。

貸切。

エメラルドブルー。    
ひっそりと打ち寄せる波の音だけ。
のんびりと流れゆく屈託のない雲。
とりあえず、シュノーケリングをし、泳ぎ、沐浴し、汀に寝そべり、3人は、思い思いにからだを解き放っていく。
だれもが言葉少なく、ただただ微笑んでいるだけだ。
しばらくすると、雲の切れ間から、青い空が顔を見せる。
剛ちゃんもハルちゃんも、小学生としか思えない表情をしていて、大いに納得できた。
そしてまた、孤島に教えられる。
人は幸福を追い求めて何かをしようとするが、そのことで幸福から遠ざかっていくことに気づかない。
幸福は、すでにそこに横たわっているのだ。
(和田文夫)
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2006年04月08日

★宮古島日誌 2006-04-08 和田文夫

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あっという間に最終日。荷造りをして、部屋を明けわたし、ブランチ。二日酔いにはちがいないが、存在に重くのしかかる二日酔いではなく、ふわりとした気分だ。わたしは根っから自堕落な人間なので、この島の、いや、この気候の上昇志向のなさに共振してしまう。

さすがに、一度くらいは東平安名崎を拝まないとバチがあたると思い、レンタルスクーターを借りようと思ったら、ひららやのスタッフのAさんが、車で連れていってくれるという。ここはお言葉に甘えて助手席に乗り込む。風がやや強いが、晴天で、サトウキビ畑が葉をなびかせ、光を反射している。

いつものように、岬の付け根にある丘へあがり、写真を撮る。東平安名崎はいつもとかわりなく、ひっそりと美貌を振りまいている。Aさんと、岬の突端にある灯台までのんびり歩いていく。ちょうど灯台の公開日だったので、上まで登ることにした。初めてのぼったが、すばらしい眺めだった。この場所は、最初きたときから、とても他人とは、いや異郷の地とは思えぬ風情がある。毎回、そんなふうに思う。

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