(写真をクリックすると拡大します/SIGMA DP0 Quattro、SIGMA DP2 Merrill)
久しぶりに海岸へ。
前回は、晩春の頃だったが、立夏をすぎて、すでに小満に入っている。
小満は、草木がよく活動し、その気が充満する時節のことをいう。
草木がそうであるなら、僕ら人間も、そういう時節にちがいない。
戸外にいようが屋内にいようが、気を充溢させることが、季節が求めるところだ。
似たような写真の連続だが、夕闇が濃くなってゆく、時の流れにそって並べてみた。
波打ち際ばかり見ていて、ふと目をあげると、鋭利な三日月が僕を見下ろしている。
視線を左にずらすと、大崎の背後から、富士も僕も見ている。
いままで何をしていたの、と言われているような気がして、少しうつむいた。
今日、新型コロナウィルスによる非常事態宣言が解除された。
でも、僕自身についていえば、宣言前も宣言中も宣言後も、たいした変化はない。
そうか、もともと、自粛のような暮らしをしていたのかと、
納得したり自覚できたりしたのが、成果だった。
小満/初候(22候:5月20〜25日)
蚕、起きて桑を食む。
日の出 4:30(前日 4:31)
日の入 18:47(前日 18:46)
蚕、起きて桑を食む。
日の出 4:30(前日 4:31)
日の入 18:47(前日 18:46)